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「前立腺がん」
根治を諦めない人のために

先崎 一郎著
定価（本体1500円＋税）
ISBN978-4-904184-22-6
いまや50歳以上の日本人男性の300人に１人が罹患するという前立腺がん。
年々増加傾向にあるこの病気は、「高齢者に多く、進行の遅いおとなしいがん」というイメージがある一方で、いったん骨などに転移すれば、ほかのがんと同じで恐ろしい病気であることに変わりはない。

「根治の見込みがない」と医師に宣告された著者は、新しい治療である"ＩＭＲＴ（強度変調放射線治療）"による根治治療に挑み、奇跡的に回復。 自然に囲まれた環境でのスローライフも病気の改善に効果があったという。
実体験をつづった貴重な闘病の記録。

［目次］

【第１章 生かされなかった早期発見】
在るはずの癌が見つからない
安易に考えていた「治療法」の選択
一喜一憂させる「ＰＳＡ」の推移

【第２章 残されていた「根治」の可能性】
主治医からの意外な提案
「鏡視下閉鎖リンパ節郭清及び金マーカー埋め込み手術」
「ＩＭＲＴ」治療へ向けて
放射線治療の日々

【第３章 前立腺がんを語る（対談）】
エッセイスト 伊藤朝治・先崎一郎

【第４章 癌に変化を及ぼす生き方】
予期せぬ出来事とそれからの日々
男は薪作りをして初めて一人前になる
福を運んできた捨て犬のモモ
「老いて農夫になることは、人生で大きな幸せである。」キケロ

■先崎 一郎（せんざき・いちろう）
1938年、福島県郡山市生まれ。郡山市在住。
1968〜2004年、(株)東北エンタープライズ取締役社長。郡山商工会議所副会頭、AOPA−JAPAN（日本オーナーパイロット協会）会長などを務める。