伊達郡の苗字と家紋（川村要一郎）

出版・編集・企画：杜の都仙台の出版社「本の森」ホームページ

伊達郡の苗字と家紋

川村要一郎著
定価（本体2000円＋税）
ISBN978-4-904184-25-7
福島県北の伊達郡（現在の福島市（旧飯野町）、伊達市（旧伊達町、旧梁川町、旧保原町、旧霊山町、旧月舘町）、桑折町、国見町、川俣町）は、古くから奥州藤原氏、伊達氏、上杉氏など、その時代の有力者が支配し、江戸時代には幕府の天領となるなど、豊かな土地と立地の重要性ゆえに翻弄されてきた歴史をもつ。
支配者が代わることで人の交流も多く、南北朝時代、霊山に拠った北畠顕家の家臣だったと伝えられる氏が多いという。
例えば、高荒、高橋、松尾、佐々木、藤原、角田、森藤、盛藤、津田、舟山、寺島、菅野、柳沼、大橋、高野、霜山、下山、鈴木、渡辺、斎藤、畠、大河内、田代、石河、菊池、桃井、山下などである。
また、伊達氏の旧臣としては、大立目、平井、丹野、森王、松原などがある。

本書は、伊達郡の大字ごとに、どのような苗字の家があり、それらの家では実際にどのような家紋を使っているのかを、丹念に調べた労作。
家々のルーツに関する伝承も収録し、ルーツ調べにも役立つ一冊です。家紋一覧、苗字索引付き。

■川村要一郎（かわむら・よういちろう）
昭和24年８月５日生まれ。宮城県白石高校卒。元白石市役所勤務。現在白石市在住。

■主な著書

 宮城県南の苗字と家紋
『白石刈田地方の苗字と家紋』（川村要一郎）、『白石城主片倉氏と家臣の系譜』（創栄出版）がある。