踏ん張るボウリング場（鈴木孝也）

出版・編集・企画：杜の都仙台の出版社「本の森」ホームページ

踏ん張るボウリング場
[プレナ魂]被災地・石巻に希望の灯

鈴木孝也著
定価（本体900円＋税）
ISBN978-4-910399-06-5

宮城県第２の都市「石巻」。東日本大震災では、4,000人近い犠牲者を出し、「最大被災地」として全国に知られるようになってしまった。
その石巻地方にある唯一のボウリング場「プレナミヤギ」は、大津波や、台風の大雨による浸水に度々襲われ、甚大な被害を受けた。
会社最大の危機に、世界的規模の新型コロナ禍が追い打ちをかける。
しかし、経営者やスタッフはその都度踏ん張って障害を乗り越えてきた。
運営の難しさにあえぐ会社が多い業界に身を置きながら、常にピンチをチャンスに変えて前進する経営者。そこには業界全体が参考にすべき経営のヒントが潜んでいる。

[目次]
第１章業界に新規参入
ボウリング場経営に確信

第２章東日本大震災
大津波、川を遡上して施設襲う
災禍乗り越え、再興へ加速

第３章豪雨と新型コロナウィルス
繰り返される浸水被害
感染対策と覚悟のレーン改修

第４章復興支援
業界に活動の輪広がる
ゆかりの芸能人に癒される

第５章経営と防災
憩いの場の役割担う
経営者の責任を全う

第６章被災者とボウリング
海に沈んだ故郷
横浜と結ぶうんめぇもん市
養殖業断念も前を向く

■鈴木孝也（すずき・こうや）
地域ジャーナリスト。1949年、宮城県登米市生れ。
三陸河北新報社報道部長・編集総務などを経て、ラジオ石巻(石巻コミュニティ放送)専務取締役・取締相談役。 2015年に退任後、主に東日本大震災関連の執筆活動を続ける。

著書に『ラジオがつないだ命 FM石巻と東日本大震災』(河北新報出版センター)、『牡鹿半島は今被災の浜、再興へ』(同)、『支援紡ぐ道の駅～震災から再生へ宮城６駅の挑戦～』(三陸河北新報社)等。