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仙台藩勤王風雲記

近江 静雄著
定価（本体1800円＋税）
ISBN978-4-904184-30-1
仙台藩の幕末維新。
時代の流れに呼応しようと煩悶苦闘した
三人の藩士の峻烈な士魂と心意気を伝える
前作『伊達家臣伝遺聞』に続く歴史譚！

『思うは青葉城』
寛文事件（伊達騒動）の忠臣柴田外記の家を継ぎ、白鳥事件の家臣 の罪を負って自決した船岡邑主柴田意広(もとひろ)の悲劇を刻む。

『睡龍立てり』
重なる排斥にもめげず、初志を貫こうと奮闘した、勤王派の領袖遠藤文七郎充信(さねのぶ)の独立自尊・孤高の人間像に迫る。

『桜沢の誓い』
小禄の家の出ながら、勤王・倒幕の先鋒として活躍した漢学者文章家で知られた岡千仞(せんじん)の不屈の精神を明らかにする。

■近江 静雄（おうみ・しずお）
本名三浦忠夫。1941（昭和16）年、宮城県本吉郡志津川町（現南三陸町）出身。東北大学教育学部卒。 県内公立高校に勤務し、2001（平成13）年３月、定年により退職。
1978（昭和53）年、同人誌『仙台文学』に参加。以来、地方の風土を背景とした小説作品を同誌に発表。
1980（昭和55）年、宮城県芸術祭文芸賞。1985（昭和60）年、宮城県芸術選奨新人賞を受賞。 『仙台文学』同人。宮城県芸術協会会員。宮城県利府町在住。

■主な著書

伊達家臣伝遺聞
夏草の果て