夏草の果て（近江静雄）

出版・編集・企画：杜の都仙台の出版社「本の森」ホームページ

夏草の果て

近江静雄著
定価（本体1800円＋税）
ISBN4-938965-25-9
三陸海岸、北上川流域、栗駒山麓など、宮城県北地方を舞台にした待望の第二小説集。
小市民の生の悲哀や、廃れゆく風物を哀惜する短編６作品を収録。

■近江静雄（おうみ・しずお）
本名三浦忠夫。1941（昭和16）年、宮城県本吉郡志津川町（現南三陸町）出身。東北大学教育学部卒。県内公立高校に勤務し、2001（平成13）年３月、定年により退職。
1978年、同人誌「仙台文学」に参加する。以来、三陸海岸・北上川流域・栗駒山麗など、東北の鄙びた風土を背景に、小市民の生の悲哀や、廃れゆく風物を愛惜する視点に立った作品を同誌に発表。
理知的な中に詩情を湛えた地方色に富む作風を有し、1980年『薄明の光景』で宮城県芸術文芸賞、1985年『浜街道』で宮城県芸術選奨新人賞を受賞。仙台文学同人。宮城県芸術協会会員。

■主な著書

 仙台藩勤王風雲記
 伊達家臣伝遺聞