馬方と山姥（佐々木徳夫）

出版・編集・企画：杜の都仙台の出版社「本の森」ホームページ

馬方と山姥
陸前・岩代の昔ばなし

佐々木徳夫著
定価（本体1800円＋税）
ISBN4-938965-66-6
宮城・福島で語り継がれる、民話・伝説・艶笑譚を210話収録
昔ながらの笑いと感動を味わい深い方言で綴る、「ふるさと再発見」の一冊。

昔話は、その土地で育まれた言葉で、語りに即して記録されてこそ味わいもあり、精彩も出よう。昔話採集家は、それに魅せられて何度も足を運び、同じ話を聞こうとするのだ。（筑波大学名誉教授・小澤俊夫「序文」より）

■佐々木徳夫（ささき・とくお）
1929年、宮城県中田町生まれ。旧制佐沼中学校を経て、東洋大学文学部哲学科卒業。昔話採集家・エッセイスト。
1975年から郷土の伝説・昔話・民間信仰・農事民俗などを調査する。特に時勢の流れで昔話の消滅に危惧を感じ、教職の傍らその採集に時間をさく。宮城を中心に隣県の岩手・福島にも足を運び、採集できた話数は一万余話にのぼる。
「みちのく昔話研究会」主催。1992年、第26回吉川英治文化賞受賞。

■主な著書

 狼の眉毛陸前・陸中の昔ばなし
 ふるさと艶笑譚選集［第二集］抱腹絶倒大人の昔話
 ふるさと艶笑譚選集［第三集］内緒で読みたい愉快な色話
『東北ふるさとの昔ばなし「まてい爺とそそう爺」他八十七話』『みやぎ昔ばなし百選月の夜ざらし」ほか』『ふるさと艶笑譚選集［第一集］とっておきの秘話』（以上、本の森）がある。