寒き夏（宇津志勇三）

出版・編集・企画：杜の都仙台の出版社「本の森」ホームページ

寒き夏
仙台城下天明飢饉録

宇津志勇三著
定価（本体1500円＋税）
ISBN978-4-904184-66-0
江戸時代の三大飢饉の一つ「天明飢饉」をテーマに、仙台藩の下級侍たちが困難にどのように立ち向かったのかを描く歴史小説。
仙台城下を流れる四ツ谷用水や町筋なども丹念に描き、当時の人々の暮らしを浮かび上がらせる。
「仙台文学」に掲載された三部作を単行本化。

［収録作品］
○安倍清騒動松窓乙二見聞録
○天明の銀札始末小人目付新兵衛見廻録
○天明の飢饉の後で大番士宇津志俊之助の場合

■宇津志勇三（うつし・ゆうぞう）
1942年、福島県南相馬市生まれ。2002年、会社勤務後、定年退職。
2004年、『門間さんの礼状』（サークル仲間の悲喜交々）で第17回銀の雫文芸賞最優秀賞受賞。
2006年『北に吹く風』（奈良時代の若き官人と蝦夷の交流）。
現在「仙台文学」同人、「四ツ谷の水を街並みに」市民の会会員。仙台市在住

■主な著書

 北に吹く風
 水の音